kaminimiserareteのブログ

神社参拝記やお勧め神社を紹介

高砂神社の魅力

眠れなくなるほど面白い 図解 神社の話

縁結びのパワースポット高砂神社の魅力を紹介します

高砂神社 神のいぶき(筆者撮影)

御朱印集めが趣味で毎週末のように御朱印を求めて神社参拝をしている筆者が今回は、縁結びのパワースポットである高砂神社の魅力を紹介したいと思います。

 

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高砂神社について

高砂神社は、兵庫県高砂市にある神社です。境内には「相生の松」と呼ばれる雌雄の2本の松が寄り添い1つの根から立ち上がっているように見える松があり、能の作品の1つである高砂の舞台の1つとされています。能の高砂は相生の松によせて夫婦愛と長寿を愛で、人生を言祝ぐめでたい能です。

祭神には須佐之男命、大己貴命大国主の別名)、櫛名田比売が祀られています。

高砂神社のご利益は五穀豊穣や商売繁盛などがありますが、特に縁結びのご利益があります。

このように縁結びのパワーに満ちている高砂神社について紹介していきたいと思います。

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高砂神社の由緒

高砂神社 池田輝政公像(筆者撮影)

高砂神社は神功皇后が外征を行った時に、大己貴命の神助を得て敵を平らげられた帰国の途中、高砂の地船を寄せられ、国家鎮護のため、大己貴命を祀った神社を創建されたのが始まりとされています。

その後、天禄年間(970年~972年)国内に疫病が流行した際に神託があり須佐之男命と櫛名田比売を祀ったところ疫病がたちまちに収まったとされています。

文禄元年(1592年)には豊臣秀吉朝鮮出兵の時に戦勝祈願をしたとも伝えられています。

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筆者お勧め見どころスポット

①神門と鳥居

高砂神社 神門(筆者撮影)

まず高砂神社に参拝に行くと目に入ってくるのが立派な石の鳥居と立派な構えの神門が目に入ってきます。

趣のある雰囲気が神域への入り口を表してくれています。

②本殿

本殿は入母屋造で、屋根はこけら葺きという高級な葺き方をしています。高砂神社では拝殿から奥の本殿の様子が少しうかがえるようになっています。

筆者としては拝殿から本殿の中が見えないようになっている神社が多いのでより神様に直接お願い出来る感じがしてお勧めです。

③相生の松

高砂神社 相生の松(筆者撮影)

冒頭でも少し触れましたが相生の松はやはり高砂神社の見どころになります。現存する相生の松は5代目になります。

また、横には霊松殿と呼ばれる建屋があり中には3代目相性の松の霊木ががあります。

④ひょうたん池

高砂神社 ひょうたん池(筆者撮影)

ひょうたん池には弁財天が祀られた祠があります。

また、社務所では厄除などの願掛けが出来る土器製の桃があり、これをひょうたん池の中にある石の柱に投げて割ることで厄除などの願掛けをすることが出来ます。

いくつかの見どころスポットを紹介させて頂きましたが高砂神社には樹齢1000年を超える「いぶき」という御神木や立派な能舞台などもあります。

武将や貴人が多く訪れた高砂の舞台

高砂神社 能舞台(筆者撮影)

高砂神社は歴史ある神社であり、縁起のいい能である高砂の舞台ということもあり、池田輝政をはじめとする歴代の姫路城主は社領を寄進してきました。また、天樹院(千姫)を始めとするする貴人や詩人・画家・歌人が多く訪れた神社でもあります。

また、高砂神社には江戸時代の画家、森狙仙筆の「神式図」、森周峰筆「関羽図」、現代だと棟方志功筆「鯤魚之図」等、優れた絵馬も多く奉納されています。

御朱印の紹介

高砂神社では、複数の御朱印を頂けます。

スタンダードな御朱印や、織物の御朱印、現在は、兵庫県スサノオ4社詣限定の御朱印を頂けます。

筆者が戴いたものを紹介に載せさせていただきますので是非参拝の時には頂いてみてください。

高砂神社 御朱印(筆者撮影)

高砂神社御朱印(筆者撮影)

 

まとめ

高砂神社は縁起物の能の高砂の舞台であり、神功皇后が外征を大己貴命の神助を得て敵を平らげられた帰国の途中に創建したとされる長い歴史を持つ神社です。

祭神には大己貴命須佐之男命、櫛名田比売が祀られています。

ご利益には、五穀豊穣や商売繁盛などがありますが、特に縁結びがあります。

特に、縁結びには強いご利益が期待できるパワースポットになっています。

高砂神社にはいくつもの見どころスポットがいくつかありますが、筆者が特にお勧めしたいのは、高砂神社への入り口にある神門と本殿、相生の松がお勧めです。

高砂神社は歴代の姫路城主が信仰してきたのみではなく、天樹院(千姫)を始めとするする貴人や詩人・画家・歌人が訪れた神社でもあります。

高砂神社では御朱印はスタンダードなものから織物を使った御朱印等複数の御朱印が戴けます。

高砂神社にはたくさんの魅力があり、また、周辺の町並みは港町として古くから栄えていた歴史風情ある街並みがありますので是非参拝に訪れてみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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神社参拝と御朱印集めの魅力:伊和志津神社紹介

燃えよ剣

伊和志津神社について紹介

伊和志津神社 鳥居(筆者撮影)

神社参拝と御朱印集めが趣味で休日には毎週のように神社に参拝している筆者がお勧めの神社を紹介します。

今回は、宝塚市にある伊和志津神社について紹介します。

伊和志津神社の歴史について

伊和志津神社 境内風景(筆者撮影)

伊和志津神社は宝塚市にある神社です。

創建は遅くとも9世紀以前とされていますが、伊和志津神社がある一帯は8世紀後半に伊蘇志臣(いそしのおみ)が拠点としていた地であることからこの時期に伊蘇志臣が創建した可能性があるとされています。

また、平安中期の927年に編纂された延喜式神名帳にも式内の大社として記載があります(延喜式神名帳は当時官社とされていた神社の一覧になります)。

これ以前には日本三大実録に貞勧元年(859年)従五位下を授かるとの記載があるため正確な創祀は不明とされていますが古くから朝廷とのつながりが深かったことが分かります。

社名の変遷と加藤清正にまつわる言い伝え

社名の変遷

伊和志豆神社の名が残る石碑 (筆者撮影)

現在の社名は伊和志津神社ですが時期や理由は不明ですが以前は伊和志豆神社と称していました。境内にある手水舎横の碑(明治27年建立)には伊和志豆とあるため変更はそれ以降だとされています。

加藤清正にまつわる言い伝え

戦国武将である加藤清正朝鮮出兵の時に虎を生け捕りにして連れ帰りました。しかし、天下人豊臣秀吉がいる大阪城で危険な虎を買うことが出来ず、当時広大な境内を持つ伊和志津神社の境内の藪で飼うことになりました。当時は肉食の虎の餌になる肉が手に入らないため犬を放して餌にしようとしたところその犬が狩猟犬で虎にかみついて怪我をさせてしまいました。大切な預かりものである虎に怪我をさせてしまったことで、大変なことになったと村の役人が大阪の奉行所に相談したところ「犬に咬まれるような虎など捨てておけと」ということになりお咎めがなかったという言い伝えが残っています。

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祭神須佐之男命について

祭神は須佐之男が祀られています。

須佐之男命は国造りの神様でである伊弉諾の禊によって生まれた三貴神のうちの一柱です。

天照大御神月読命とは兄弟神とされています。

須佐之男命は日本神話において八首八尾の八岐大蛇を退治し、櫛名田比売を妻に迎えた神話は有名です。

須佐之男命にはこのような英雄的な神話のほかに、高天原で問題行動をして天照大御神が天岩戸に閉じこもる原因を作ったり、かと思えば、日本で最初の和歌を詠んだとされていたりと様々の面を持つ神様です。

このように多彩な顔を併せ持つ須佐之男命のため、ご利益も幅広く有しています。

主なご利益は疫病災難除け・学問上達・縁結びなどがあります。

魅力的な御朱印

伊和神社の御朱印は多様な種類があります。

通年で頂ける宝朱印や干支朱印の他に、誕生月に頂ける誕生日朱印や月替わりの花ノ宮朱印、季節限定の御朱印、期間ごとに変わる手塚プロダクションとのコラボ御朱印があります。

また、今年は兵庫スサノオ四社詣朱印があります。

ちなみに筆者は、四社詣のうち三社には参拝済みなのであと一社になっています。(四社詣御朱印は四社の御朱印で見開き二面の御朱印が完成するようになっています)

このように多彩な御朱印があるのも伊和志津神社の魅力です。

特に、手塚プロダクションとのコラボ御朱印は限定感が大きいと思います。

筆者は月替わり御朱印を求めて、月一で参拝しています。

やはり、御朱印集めが趣味なので月替わりや限定の響きには惹かれてしまうものがあります。

まとめ

伊和志津神社は古くから朝廷とのつながりがあり、延喜式神名帳にも記載されている由緒ある神社です。

伊和志津神社には戦国武将である加藤清正が持ち帰った虎にまつわる言い伝えがあります。

伊和志津神社の祭神は須佐之男でご利益は疫病災難除け・学問上達・縁結びなどがあります。

御朱印は通年の御朱印をはじめ季節限定のモノや手塚プロダクションとのコラボの御朱印があります。

是非近くに行った際や参拝してみたいと思われた方は行ってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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キングダム 運命の炎

 

縁結びパワースポット: 出雲大神宮の魅力

出雲大神宮について紹介

出雲大神宮 鳥居(筆者撮影)

趣味が御朱印集めと神社参拝が趣味な筆者が今回紹介したいのは京都府亀岡市にある出雲大神宮です。

出雲大神宮丹波国一宮とされています。(一宮とは令制国1国あたり1社となっておりその国で最も社格がの高い神社とされています)

また、縁結びの神社としても人気を持っています。

このように長い歴史と高い格を有する出雲大神宮の見どころスポットを筆者が厳選して紹介したいと思います。

 

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第1話 化物達の出陣

出雲大神宮について

出雲大神宮京都府亀岡市にあります。

出雲大神宮のある場所は古代から御影山(みかげやま)をご神体として祀られていた場所で国常立尊(クニノトコタチノミコト)がお鎮まりにらる場所として信仰されていました。

出雲大神宮の社殿は和銅2年(709年)に創建されたとされています。

祭神は大国主神三穂津姫命が祀られています。

ご利益は縁結び・金運があるとされています。

また、出雲大神宮には「元出雲」という別称があります。

一般的に祭神である大国主神島根県出雲大社から勧請されたとされています。

しかし、出雲大神宮の社伝によると出雲大社の方が出雲大神宮より勧請したとあり「元出雲」の別称を有しています。

この社伝では、丹波国風土記逸文出雲大神宮から出雲大社(杵築大社)に大国主神を移したとの記述があるとされていますが社伝の主張のみで逸文自体も不詳とされています。

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出雲大神宮の見どころ

①本殿

出雲大神宮 本殿(筆者撮影)

現存している本殿は鎌倉時代末期の元徳年間、あるいは貞和元年に足利尊氏が修繕したとされています。

造りは、中世神社建築によくみられる三間社流造平入と呼ばれる造りで国の重要文化財に指定されています。

平面は正面に一間の向拝が設けられており前庇を外陣、身舎を内陣・内内陣にあて奥に行くにつれて格式を高める造りになっています。

筆者は紅葉の時期に参拝したのですが紅葉したモミジと本殿を見ると紅葉が映えてかなり荘厳な雰囲気を感じられました。

②磐座

出雲大神宮 神の磐座(筆者撮影)

磐座とは岩石を神聖視し、祭祀の場として信仰されている場所です。

出雲大神宮の境内にはいくつかの磐座があります。

特に筆者がお勧めしたいのが、本殿裏の御影山をご神体としている磐座です。

ご神体として岩や水に運気が宿っておりご縁を呼び込む御神力が宿っているとされています。

またこの場所はパワースポットとしても知られています。

筆者は特別なパワーを感じることはなかったのですが周りの雰囲気や岩の持つ圧倒的な存在感が伝わってきて自然と圧倒される感覚がありました。

夫婦岩

出雲大神宮 夫婦岩(筆者撮影)

夫婦岩は、社務所の御向かい側にある2つの大きな岩が重なり合っている姿が夫婦に見立てられているものです。ここで願い事をすると、夫婦円満や良縁に恵まれると言われています。特に結婚を願う人々にとってはパワースポットとされています。

また、出雲大神宮の縁結びの御守りには赤い糸が付いていて、御守りは常に身に着けるようにし、赤い糸を夫婦岩の周りに結ぶと神様が幸せな縁を結んでくださるとされています。

筆者が参拝した時にも赤い糸に5円玉や50円玉を付けて夫婦岩の周りに結んでいる方が多くおられました。

④真名井の水

出雲大神宮 真名井の水(筆者撮影)

古来から、ご神体山である御影山から湧き出ている清き霊水で天下の名水と言われています。

この水は縁結びや長寿のご利益があるとされています。

筆者も参拝に訪れた時にはペットボトルを持参して持ち帰らせて頂いていますが天下の名水と言われるだけあり飲むと口当たりがよくとても飲みやすいです。

また、飲むと体に行き渡る感覚がして清められたような感覚があります(あくまでも筆者の感想になりますので人によって感じ方は違うと思います)。

⑤御蔭の滝

出雲大神宮 御蔭の滝(筆者撮影)

御蔭の滝は本殿の裏手にある龍神乃神が祀られている滝として古くから地域の源として崇められてきました。

この滝に流れている水はご神体山から絶えることなく湧き出ている真名井の水が流れています。

この滝は癒しの気を漂わせ、不可能を可能にする力を与えてくれるとされています。

筆者は水の流れる様子や落ちるさま、水場特有の水分を多く含んだ空気が冬場に訪れた時でも寒さではなく心が落ち着く感じがしました。

まとめ

今回はいくつもある出雲大神宮の見どころスポットから5つ紹介させて頂きました。

①本殿:足利尊氏が修繕した中世神社建築によくみられる三間社流造平入中世神社建築によくみられる三間社流造平入の国の重要文化財

②磐座:複数ある磐座の中で特にお勧めは御蔭山をご神体とする神の磐座です。厳かな雰囲気が感じられます。

夫婦岩:縁結びの神をが祀られた神社にふさわしい縁結びのパワースポット

④真名井の水:ご神体山から湧き出る天下の名水

⑤御蔭の滝:龍神乃神が宿る古くから地域で信仰されている滝

以上5スポットを紹介しましたが、出雲大神宮には神池にある弁財天社や大国恵比寿社、しあわせなでウサギ等の多くの見どころスポットがあります。

社務所には、お勧めの参拝ルートを記した案内が置いてあるのでぜひ参考にしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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新解釈・三國志

祭神の意味と由来

 

祭神について解説 

出雲大神宮 大国主命(筆者撮影)

皆さんは神社に参拝に行くとその神社の祭神に日頃の感謝やご利益をお願いすると思います思います。 

しかし、なぜその神社では多くの神様がおられる中で特定の神様しか祀っていないのかと疑問に思ったことはありませんか。 

そこで、今回はなぜ祭神が決まっているのかを解説していきたいと思います。 

 

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新解釈・三國志

①祭神とは何か

出雲大神宮 神の磐座(筆者撮影)


 

祭神とは、ある神社に祀られている神様を指す言葉です。 

基本的には本神話に登場する神様が祀られていることが一般的です。 

日本神話の神様を祀る神道は海や山、川などを畏怖や畏敬の念を対象とする自然崇拝から始まったとされています。 

初期の神社では、祀られている神様に名前はなく、鎮座している地名や神社名に「神」をつけた名前で呼ばれていました。 

10世紀頃から神々に具体的な神徳や機能が付加されるようになりました。(神徳とは神様の業績や歴史的な偉業の事で縁結びや安産、開運などがありこれらを神様に祈願して恩恵を授かることをご利益と言います) 

さらに、鎌倉時代末期には祭神が人格的な神々に移行していきました。 

②主神と配神とは 

岩屋神社 恵比寿様(筆者撮影)


神社には複数の神様が祀られています。 

そこで、明治時代に主神と配神に分けて考えられるようになりました。 

主神とは言葉通りにその神社で主として祭られる神様でその神社で中心的な神様になります。 

配神は主神以外の神様を指し主神とゆかりのある神様が祀られていることが多いです。例えば、神話の中で夫婦であったり親子関係にあったりする神様が配神として祀られています。 

③まとめ 

1、神道の始まり

神道始まりは自然崇拝から始まり、海や山、川などの自然崇拝が原型で初期の神様には特定の名前はなく鎮座地や神社名に「神」を付けていました。 

2、神々の具体的な神徳や機能の付加 

10世紀頃から、神々に具体的な神徳や機能が付加されるようになり、鎌倉時代末期には祭神が人格的な神々に移行していくようになり、祭神が変化していきました。 

3、主神と配神の区別 

神社には複数の神様が祀られていますが明治時代になり主神と配神の区別がされるようになりました。 

主神とはその神社で主に祀られている神様であり、配神は主神にゆかりのある神様が祀られていることが多いです。 

以上簡単に祭神についてまとめてみました。 

是非、参拝に訪れた際には祀られている神様にも興味を持ってどのような神様であるかや主神と配神の関係についても見てみてください。 

 

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日本の歴史 (講談社の動く図鑑MOVE)

正しい神社参拝のポイント

 

・神社の正しい参拝方法を紹介

 

御朱印を集めるのが趣味で休日には地元の神社を周ったり、連休には少し遠出をして神社を周っている筆者が、神社参拝をするようになった時に、悩んだのが参拝時のルールがよく分からないということでした。 

なので、今回は筆者が実際に参拝時に注意していることや、調べたルールを紹介したいと思います。

 

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①正しい参拝方法 

このブログを読んでくださっている皆さんは、神社に参拝するにあたって神様への、お願いや感謝を祈願するのだから、丁寧な作法、正確な作法が知りたいと思って読んでくださっていることと思います。 

しかし、神社の参拝に厳格な決まりはありません。 

敬意や感謝の念を表し方は人それぞれであり、一番大切なのは心を込めてお参りすることです。 

なので、基本の作法や、豆知識、筆者が特に注意していることを書いていきたいと思います。 

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②鳥居の役割 

御霊神社鳥居(筆者撮影)



まずは、神社の入り口にあたる鳥居の役割と、通る時の注意点です。 

鳥居には、神社の内と外を分ける役割を果しており、鳥居の内側は神様の領域であることを示しています。 

この為、鳥居をくぐる時には一礼して入り、出る時も本殿に向かって一礼するのがいいでしょう。 

筆者は合わせて、目上の人に会う前のように服装の乱れがないよう気を付けるようにしています。 

③参道の歩き方

参道の中央は「正中(せいちゅう)」と言われています。 

この正中は神様の通る道とされています。 

この為、中央を避け左右によって歩くことがいいとされています。 

また、横切る時には、軽く一礼したり、中央で神前に向き直って一礼したりすることで敬意を表すこともできます。  

④手水舎で手と口を清める 

鍬山神社 手水舎(筆者撮影)

拝殿などのお参りする場所に近づくと、手水舎(てみずや、ちょうずや)があります。 

ここには、水でみそぎをして、「心身を清める場」という意味があります。 

正直に言って筆者はこの手水舎での手順がなかなか覚えられず慣れるまでは、頭で逐一手順を考えながら作業していました。 

しかし、慣れてきた今だから思うのですが柄杓(ひしゃく)に直接口をつけるなどの周りの人が不快に思う行為をしなければ問題ないのではないかと考えています。 

ただ、今回は参拝の方法を紹介させて頂いているので手順を説明していきたいと思います。 

1、ハンカチなどを準備(取り出しやすいようにしてください)してから、右手で柄杓を持ち水盤(きれいな水が溜まっているところ)に洗った水が戻らないようにしながら左手を洗う。 

2、左手に持ち替えて右手を洗う。 

3、右手に再度持ち替え、左手に水を受け口をすすぐ。 

(この時に柄杓を直接口に着けないようにしましょう) 

含んだ水を吐き出すときは膝を軽くかがめ水が飛び散らないようにします。 

正直、水の状態や柄杓をたくさんの方が使用していること、また感染症の不安など口に含むのが不安になる方もいると思いますのでその場合は口をすすぐことはしなくてもいいでしょう。 

(1~3の工程で使用する水はひしゃくの1/3を目安に使用しましょう。少し残るようにすると次の4の工程まで一回で完結させられるので意識してみてください) 

4、柄杓を立てて、残った水が持ち手を流れるようにして柄を洗う。 

5、元あった場所に伏せて戻す 

以上の5工程を1杯の水で済ませるのが良いとされています。 

慣れないと大変そうですよね。 

ですので、筆者としては、手と口を清めることと、周りの方に迷惑を掛けないという点を守っていればそこまで手順にこだわる必要はないのではないかと考えています。 

拝礼の仕方

稲爪神社 拝殿(筆者撮影)

まずは、拝殿の前に立ちお賽銭箱の上に鈴がある時は鈴を鳴らします。 

鈴を鳴らすことでその音色で参拝者を祓い清めるという意味があります。 

その後に、気持ちを整えお賽銭を入れます。 

次に拝礼になります。 

現在のお参りの基本作法は二礼二拍手一礼(にれいにはくしゅいちれい)が現在の基本作法になっています。 

1、一度姿勢を正し、深いお辞儀を二回行います。 

2、胸の高さで、右手を少しずらして手を合わせます。 

そして、肩幅程度に両手を開き、二回打ちます。 

3、手をきちんと合わせて心を込めて祈りましょう。 

4、深いお辞儀をします。 

神社によっては、拍手の回数などが違うところがあるかもしれません。 

また、やり方を掲示板で教えてくれる神社もありますので、ある場合はそれに倣うようにしましょう。 

筆者は以前にお祈りする時には心の中で名前と住所を伝えてから日頃の感謝や願いを伝えるといいというのを聞いてからそのように行うようにしています。 

ただし、これは筆者が聞いた話で、正式な作法とされているものではないので、必ず行う必要はありません。 

⑥まとめ 

神社の参拝に正式な作法というものはありませんので、第一に神様への敬意をもって参拝するようにしましょう。 

手順を簡単にまとめると卯木のようになります。 

1、鳥居をくぐる時には軽く会釈をし、気持ちを引き締めてから境内に入りましょう。 

2、参道を歩く時には中央ではなく両端によって歩きましょう。 

3、手水舎では水で心身を清めましょう。 

4、賽銭箱の前に立ったら鈴を鳴らし、お賽銭箱にお賽銭を入れましょう。 

5、二礼二拍手一礼の作法で拝礼し、会釈をしてから拝殿前から退きま。 

以上が一般的に良いとされている手順になります。 

是非参考にしてみてください。 

最後までお読みいただきありがとうございました。