出雲大神宮について紹介
趣味が御朱印集めと神社参拝が趣味な筆者が今回紹介したいのは京都府亀岡市にある出雲大神宮です。
出雲大神宮は丹波国一宮とされています。(一宮とは令制国1国あたり1社となっておりその国で最も社格がの高い神社とされています)
また、縁結びの神社としても人気を持っています。
このように長い歴史と高い格を有する出雲大神宮の見どころスポットを筆者が厳選して紹介したいと思います。
kaminimiserarete.hatenablog.com
出雲大神宮について
出雲大神宮のある場所は古代から御影山(みかげやま)をご神体として祀られていた場所で国常立尊(クニノトコタチノミコト)がお鎮まりにらる場所として信仰されていました。
出雲大神宮の社殿は和銅2年(709年)に創建されたとされています。
ご利益は縁結び・金運があるとされています。
また、出雲大神宮には「元出雲」という別称があります。
一般的に祭神である大国主神は島根県の出雲大社から勧請されたとされています。
しかし、出雲大神宮の社伝によると出雲大社の方が出雲大神宮より勧請したとあり「元出雲」の別称を有しています。
この社伝では、丹波国風土記の逸文に出雲大神宮から出雲大社(杵築大社)に大国主神を移したとの記述があるとされていますが社伝の主張のみで逸文自体も不詳とされています。
出雲大神宮の見どころ
①本殿
現存している本殿は鎌倉時代末期の元徳年間、あるいは貞和元年に足利尊氏が修繕したとされています。
造りは、中世神社建築によくみられる三間社流造平入と呼ばれる造りで国の重要文化財に指定されています。
平面は正面に一間の向拝が設けられており前庇を外陣、身舎を内陣・内内陣にあて奥に行くにつれて格式を高める造りになっています。
筆者は紅葉の時期に参拝したのですが紅葉したモミジと本殿を見ると紅葉が映えてかなり荘厳な雰囲気を感じられました。
②磐座
磐座とは岩石を神聖視し、祭祀の場として信仰されている場所です。
出雲大神宮の境内にはいくつかの磐座があります。
特に筆者がお勧めしたいのが、本殿裏の御影山をご神体としている磐座です。
ご神体として岩や水に運気が宿っておりご縁を呼び込む御神力が宿っているとされています。
またこの場所はパワースポットとしても知られています。
筆者は特別なパワーを感じることはなかったのですが周りの雰囲気や岩の持つ圧倒的な存在感が伝わってきて自然と圧倒される感覚がありました。
③夫婦岩
夫婦岩は、社務所の御向かい側にある2つの大きな岩が重なり合っている姿が夫婦に見立てられているものです。ここで願い事をすると、夫婦円満や良縁に恵まれると言われています。特に結婚を願う人々にとってはパワースポットとされています。
また、出雲大神宮の縁結びの御守りには赤い糸が付いていて、御守りは常に身に着けるようにし、赤い糸を夫婦岩の周りに結ぶと神様が幸せな縁を結んでくださるとされています。
筆者が参拝した時にも赤い糸に5円玉や50円玉を付けて夫婦岩の周りに結んでいる方が多くおられました。
④真名井の水
古来から、ご神体山である御影山から湧き出ている清き霊水で天下の名水と言われています。
この水は縁結びや長寿のご利益があるとされています。
筆者も参拝に訪れた時にはペットボトルを持参して持ち帰らせて頂いていますが天下の名水と言われるだけあり飲むと口当たりがよくとても飲みやすいです。
また、飲むと体に行き渡る感覚がして清められたような感覚があります(あくまでも筆者の感想になりますので人によって感じ方は違うと思います)。
⑤御蔭の滝
御蔭の滝は本殿の裏手にある龍神乃神が祀られている滝として古くから地域の源として崇められてきました。
この滝に流れている水はご神体山から絶えることなく湧き出ている真名井の水が流れています。
この滝は癒しの気を漂わせ、不可能を可能にする力を与えてくれるとされています。
筆者は水の流れる様子や落ちるさま、水場特有の水分を多く含んだ空気が冬場に訪れた時でも寒さではなく心が落ち着く感じがしました。
まとめ
今回はいくつもある出雲大神宮の見どころスポットから5つ紹介させて頂きました。
①本殿:足利尊氏が修繕した中世神社建築によくみられる三間社流造平入中世神社建築によくみられる三間社流造平入の国の重要文化財。
②磐座:複数ある磐座の中で特にお勧めは御蔭山をご神体とする神の磐座です。厳かな雰囲気が感じられます。
③夫婦岩:縁結びの神をが祀られた神社にふさわしい縁結びのパワースポット
④真名井の水:ご神体山から湧き出る天下の名水
⑤御蔭の滝:龍神乃神が宿る古くから地域で信仰されている滝
以上5スポットを紹介しましたが、出雲大神宮には神池にある弁財天社や大国恵比寿社、しあわせなでウサギ等の多くの見どころスポットがあります。
社務所には、お勧めの参拝ルートを記した案内が置いてあるのでぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
kaminimiserarete.hatenablog.com