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祭神の意味と由来

 

祭神について解説 

出雲大神宮 大国主命(筆者撮影)

皆さんは神社に参拝に行くとその神社の祭神に日頃の感謝やご利益をお願いすると思います思います。 

しかし、なぜその神社では多くの神様がおられる中で特定の神様しか祀っていないのかと疑問に思ったことはありませんか。 

そこで、今回はなぜ祭神が決まっているのかを解説していきたいと思います。 

 

 

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新解釈・三國志

①祭神とは何か

出雲大神宮 神の磐座(筆者撮影)


 

祭神とは、ある神社に祀られている神様を指す言葉です。 

基本的には本神話に登場する神様が祀られていることが一般的です。 

日本神話の神様を祀る神道は海や山、川などを畏怖や畏敬の念を対象とする自然崇拝から始まったとされています。 

初期の神社では、祀られている神様に名前はなく、鎮座している地名や神社名に「神」をつけた名前で呼ばれていました。 

10世紀頃から神々に具体的な神徳や機能が付加されるようになりました。(神徳とは神様の業績や歴史的な偉業の事で縁結びや安産、開運などがありこれらを神様に祈願して恩恵を授かることをご利益と言います) 

さらに、鎌倉時代末期には祭神が人格的な神々に移行していきました。 

②主神と配神とは 

岩屋神社 恵比寿様(筆者撮影)


神社には複数の神様が祀られています。 

そこで、明治時代に主神と配神に分けて考えられるようになりました。 

主神とは言葉通りにその神社で主として祭られる神様でその神社で中心的な神様になります。 

配神は主神以外の神様を指し主神とゆかりのある神様が祀られていることが多いです。例えば、神話の中で夫婦であったり親子関係にあったりする神様が配神として祀られています。 

③まとめ 

1、神道の始まり

神道始まりは自然崇拝から始まり、海や山、川などの自然崇拝が原型で初期の神様には特定の名前はなく鎮座地や神社名に「神」を付けていました。 

2、神々の具体的な神徳や機能の付加 

10世紀頃から、神々に具体的な神徳や機能が付加されるようになり、鎌倉時代末期には祭神が人格的な神々に移行していくようになり、祭神が変化していきました。 

3、主神と配神の区別 

神社には複数の神様が祀られていますが明治時代になり主神と配神の区別がされるようになりました。 

主神とはその神社で主に祀られている神様であり、配神は主神にゆかりのある神様が祀られていることが多いです。 

以上簡単に祭神についてまとめてみました。 

是非、参拝に訪れた際には祀られている神様にも興味を持ってどのような神様であるかや主神と配神の関係についても見てみてください。 

 

 

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